モダン:青単トロン:180422
2018年4月22日 エッセイ コメント (1)青トロンの《けちな贈り物/Gifts Ungiven》と《暗記+記憶/Commit // Memory》についてのコメントを貰ったので忘れないうちに書きます。暗記//記憶に関しては対人戦で試せていないので机上論ですが
都合よく両方を採用しているデッキを見つけたので以下、サンプルリスト。
けちの挙動や注意点なんかはwikiに書いてあるので飛ばします。
名前の異なるカードをサーチ&墓地肥やししますが青単トロンでの使い方としては大まかに2点
・似た効果のカード4枚サーチする。
全体除去/サイクロンの裂け目+忘却石+精霊龍ウギン+仕組まれた爆薬
単体除去/歩行バリスタ(or粗石の魔道士)+四肢切断+瞬唱の魔道士+奔流の機械巨人
このパターンの場合全体除去を引っ張ってくることが多いです。
土地を引っ張ってくる場合は冠雪の島を採用した方がいいでしょう。
このレシピの場合は土地破壊を複数採用しているので
廃墟の地+広がりゆく海+地盤の際+敏捷な妨害術師(or隔離するタイタン)を引っ張る選択肢もあるでしょう。
・パッケージのカードをサーチする。
奔流の機械巨人、歩行バリスタ、ワームとぐろエンジン、アカデミーの廃墟、世界のるつぼ、精神隷属器、精霊龍、ウギン、忘却石
上記のカード群を盤面に合わせて、好きな順に4枚選んで、どうぞ。と言ってしまうとあんまりなので回収手段と合わせて特定のカードを手札、もしくは墓地に入れるパッケージがあります。
特定の土地orアーティファクト:アカデミーの廃墟+埋没した廃墟+(特定の土地orアーティファクト)+ 世界のるつぼ>この組み合わせであればいずれ全て回収できます。
サーチしたいカードが3種しかない場合は瞬唱の魔道士(or奔流の機械巨人)を4枚目に選べばけちをフラッシュバックできる可能性があります。
具体的には十分なマナとアカデミーの廃墟がある時には、ワームとぐろエンジン+歩行バリスタ+精神隷属器+奔流の機械巨人をサーチすれば速やかにゲームが終わるでしょう。
またマナスクリューの場合に土地3枚+瞬唱の魔道士であればほぼ確実に土地2枚は手札に入るでしょう。
けちな贈り物の使い方については何が手札に来るのかを明確に想定することと、墓地に行ったカードの回収の可否を考慮しましょう。
回収にこだわる必要もありませんが暗記//記憶は回収手段の1つにはなるでしょう
。
使い方はwikiに書いてある通りなので飛ばします。
青単トロンでの暗記//記憶の有用性はと言うと瞬唱の魔道士の2枚目として奔流の機械巨人を採用したいが機械巨人で有効なスペルが少なく(xマナスペルが多いため)その水増しで採用と思われます。
基本は機械巨人から記憶を唱えるものであり、余波で唱えることは稀でしょう。あるとすれば相手のエンド時にサイクロンの裂け目オーバーロードからこちらのメインで余波記憶を唱えれば十分な時間稼ぎの上、有利に動けるでしょう。
ウギンや瞬唱の魔道士を回収したい場面はあるし、メインから入る墓地除去としても有効でしょう。タルモゴイフが縮み、昂揚がなくなり、探査が出来なくなり、機械巨人の5/6というサイズから不利な盤面を五分にまで戻せる可能性があります。
青トロンはパーマネントに触るのが苦手なため、暗記は打ち消せないカードデッキに押し戻すこと、アグロ相手の4マナもギリギリでプレイアブルでしょう。
記憶の両者7ドローは機械巨人で相手のエンド時に唱えること、こちらの方がマナの総量が多いことからミッドレンジ~コントロール相手であれば相手の7枚よりもこちらの7枚の方が強いでしょう。
しかし青トロンも少なからず墓地を利用するデッキなためデッキ構造的にはノーシナジーであること、結局はドローなので勝つカードではないこと、キルターンの遅いデッキなのに更にゲームが長くなること等が懸念材料になるでしょう。
暗記//記憶の有用性については奔流の機械巨人を採用するなら候補になる1枚でしょう。
Word4枚分書いたので終わります。
都合よく両方を採用しているデッキを見つけたので以下、サンプルリスト。
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
1 《埋没した廃墟/Buried Ruin》
1 《廃墟の地/Field of Ruin》
6 《島/Island》
1 《雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds》
1 《涙の川/River of Tears》
1 《トレイリア西部/Tolaria West》
4 《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4 《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4 《ウルザの塔/Urza’s Tower》
24 Lands
1 《白金の天使/Platinum Angel》
1 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1 《隔離するタイタン/Sundering Titan》
1 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
1 《宝物の魔道士/Treasure Mage》
1 《粗石の魔道士/Trinket Mage》
1 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
1 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
8 Creatures
1 《暗記+記憶/Commit // Memory》
4 《卑下/Condescend》
1 《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
1 《四肢切断/Dismember》
1 《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
3 《差し戻し/Remand》
2 《撤廃/Repeal》
1 《至高の意志/Supreme Will》
4 《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
1 《虚空の杯/Chalice of the Void》
1 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
4 《探検の地図/Expedition Map》
1 《精神隷属器/Mindslaver》
1 《忘却石/Oblivion Stone》
1 《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
1 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
28 Spells
60 Mainboard Cards
1 《地盤の際/Tectonic Edge》
2 《敏捷な妨害術師/Nimble Obstructionist》
1 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
2 《四肢切断/Dismember》
3 《次元の歪曲/Spatial Contortion》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
2 《広がりゆく海/Spreading Seas》
1 《虚空の杯/Chalice of the Void》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
15 Sideboard Cards
けちな贈り物/Gifts Ungiven
(3)(青)
インスタント
対戦相手1人を対象とする。あなたのライブラリーから異なる名前のカードを最大4枚まで探し、それらを公開する。そのプレイヤーはそれらのカードから2枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの墓地に置き、残りをあなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
けちの挙動や注意点なんかはwikiに書いてあるので飛ばします。
名前の異なるカードをサーチ&墓地肥やししますが青単トロンでの使い方としては大まかに2点
・似た効果のカード4枚サーチする。
全体除去/サイクロンの裂け目+忘却石+精霊龍ウギン+仕組まれた爆薬
単体除去/歩行バリスタ(or粗石の魔道士)+四肢切断+瞬唱の魔道士+奔流の機械巨人
このパターンの場合全体除去を引っ張ってくることが多いです。
土地を引っ張ってくる場合は冠雪の島を採用した方がいいでしょう。
このレシピの場合は土地破壊を複数採用しているので
廃墟の地+広がりゆく海+地盤の際+敏捷な妨害術師(or隔離するタイタン)を引っ張る選択肢もあるでしょう。
・パッケージのカードをサーチする。
奔流の機械巨人、歩行バリスタ、ワームとぐろエンジン、アカデミーの廃墟、世界のるつぼ、精神隷属器、精霊龍、ウギン、忘却石
上記のカード群を盤面に合わせて、好きな順に4枚選んで、どうぞ。と言ってしまうとあんまりなので回収手段と合わせて特定のカードを手札、もしくは墓地に入れるパッケージがあります。
特定の土地orアーティファクト:アカデミーの廃墟+埋没した廃墟+(特定の土地orアーティファクト)+ 世界のるつぼ>この組み合わせであればいずれ全て回収できます。
サーチしたいカードが3種しかない場合は瞬唱の魔道士(or奔流の機械巨人)を4枚目に選べばけちをフラッシュバックできる可能性があります。
具体的には十分なマナとアカデミーの廃墟がある時には、ワームとぐろエンジン+歩行バリスタ+精神隷属器+奔流の機械巨人をサーチすれば速やかにゲームが終わるでしょう。
またマナスクリューの場合に土地3枚+瞬唱の魔道士であればほぼ確実に土地2枚は手札に入るでしょう。
けちな贈り物の使い方については何が手札に来るのかを明確に想定することと、墓地に行ったカードの回収の可否を考慮しましょう。
回収にこだわる必要もありませんが暗記//記憶は回収手段の1つにはなるでしょう
。
暗記/Commit
(3)(青)
インスタント
呪文1つか土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上から2枚目に置く。
記憶/Memory
(4)(青)(青)
ソーサリー
余波(この呪文はあなたの墓地からのみ唱えられる。その後、これを追放する。)
各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。
使い方はwikiに書いてある通りなので飛ばします。
青単トロンでの暗記//記憶の有用性はと言うと瞬唱の魔道士の2枚目として奔流の機械巨人を採用したいが機械巨人で有効なスペルが少なく(xマナスペルが多いため)その水増しで採用と思われます。
基本は機械巨人から記憶を唱えるものであり、余波で唱えることは稀でしょう。あるとすれば相手のエンド時にサイクロンの裂け目オーバーロードからこちらのメインで余波記憶を唱えれば十分な時間稼ぎの上、有利に動けるでしょう。
ウギンや瞬唱の魔道士を回収したい場面はあるし、メインから入る墓地除去としても有効でしょう。タルモゴイフが縮み、昂揚がなくなり、探査が出来なくなり、機械巨人の5/6というサイズから不利な盤面を五分にまで戻せる可能性があります。
青トロンはパーマネントに触るのが苦手なため、暗記は打ち消せないカードデッキに押し戻すこと、アグロ相手の4マナもギリギリでプレイアブルでしょう。
記憶の両者7ドローは機械巨人で相手のエンド時に唱えること、こちらの方がマナの総量が多いことからミッドレンジ~コントロール相手であれば相手の7枚よりもこちらの7枚の方が強いでしょう。
しかし青トロンも少なからず墓地を利用するデッキなためデッキ構造的にはノーシナジーであること、結局はドローなので勝つカードではないこと、キルターンの遅いデッキなのに更にゲームが長くなること等が懸念材料になるでしょう。
暗記//記憶の有用性については奔流の機械巨人を採用するなら候補になる1枚でしょう。
Word4枚分書いたので終わります。
コメント
ピン差しが多い都合上、トロンが完成しているのに出すものがないということもあったので、けちと暗記記憶の強さについてとても参考になりました。
状況対応力が高いのはエルドラージ型にはない強みだと思いますので、解説して頂いた使い方を念頭に、実際に使っていってみたいと思います。